施設の木質床——張り替える前に、現況を。
有限会社田中製材所 床リノベ事業部(大阪府羽曳野市)は、ホール・美術館・図書館など大型施設の木質床(無垢・複合・寄木)の現況調査と研磨再生を行う専門事業者です。現況調査は税込88,000円から。
開館中でも実施でき、報告書は修繕計画・稟議にそのまま添付できます。創業1893年の製材所として、木を挽いてきた目で床を診ます。
最終更新日:2026年8月10日
施設の木質床は、張り替えずに再生できますか?
多くの場合、再生できます。
無垢材の床は、1ミリに満たない層を研いで再塗装すれば、木地から蘇ります。
複合(突板・挽き板)の床は表層の残り厚みで可否が決まるため、まず現況調査で床の種別と残り厚みを確かめるのが最短の道筋です。
研磨再生は、既存床の廃棄と新材調達を伴う張り替えに比べて、多くの場合、費用も工期も小さく済みます。
公共施設の個別施設計画(長寿命化計画)における床の長寿命化の実装として位置づけられます。
なぜ「現況調査」が最初なのですか?
無垢か複合か、樹種は何か、残り厚みは何ミリか——この違いが、再生の可否と改修費の桁を分けるからです。
ところが、竣工図の床仕様と現況を突き合わせた資料は、多くの施設で作られていません。
田中製材所の「木質床 現況調査」は、工事を前提としない独立のサービスです。
調査だけのご依頼で構いません。
報告書は、修繕計画・稟議・理事会資料にそのまま添付できる体裁でお渡しします。
現況調査の費用はいくらですか?
現況調査の料金は二段階です。
基本は88,000円(税込)で、木質床 延べ500㎡程度までが対象、現地調査は半日です。
広域は132,000円(税込)で、延べ500㎡超から1,000㎡程度まで、現地調査は一日です。これを超える規模や複数棟の場合は、事前にお見積りします。
納品物は「木質床 現況調査報告書」(A4・写真台帳つき)。床材の特定(樹種・無垢か複合かの別)、既存塗装の種別、残り厚みの評価、劣化マップ、保全の進め方と概算費用(参考値)、日常清掃の注意までを一冊にまとめます。報告書は現地調査後10営業日以内に納品します。
調査後1年以内に研磨・再塗装工事をご発注いただいた場合、調査料金は工事代金から全額差し引きます。
→ ご案内PDF(A4一枚)【facility-guide.pdf】
休館せずに調査・工事はできますか?
現況調査は、開館中でも実施できます。
休館は不要で、静粛が必要な区画は時間帯を調整して行います。
工事は段階によります。
軽研磨と再塗装(リコート)は休館日の一晩で艶が戻ります。
木地から蘇らせる研磨再生(サンディング)は、閉館期間や大規模改修の工程に組み込むのが一般的です。
夜間・休館日の施工にも対応します(割増条件は見積時に明示します)。
どんな施設・どんな場所が対象ですか?
コンサートホール・劇場のホワイエや舞台、美術館・博物館のロビーや展示室、図書館の閲覧室、歴史的建造物の広間や回廊、庁舎・公民館・学校・体育館など、木質床のある施設全般が対象です。
床の種類は、無垢フローリング、複合(突板・挽き板)フローリング、寄木(パーケット)ブロックのいずれにも対応します。
対応地域は近畿一円(大阪府・京都府・兵庫県・奈良県・和歌山県・滋賀県)です。
大阪府外は出張実費を別途申し受ける場合があります。
保全には段階があります——最も軽い手当てから
木質床の保全は「張り替えるか、放置するか」の二択ではありません。
段階は四つあります。
| 一、日常清掃の見直し—— | 費用ゼロで劣化を止める最初の一手。 樹脂ワックスやアルカリ性洗剤は木質床を傷めるため、清掃事業者様への申し送りを含む「清掃仕様書」の作成を承ります。 |
|---|---|
| 二、洗浄(リフレッシュ)—— | 木を削らず、専用機で洗って整えます。 即日で歩けます。 |
| 三、軽研磨と再塗装(リコート)—— | 塗膜の摩耗やくすみに。 休館日の一晩で艶が戻ります。 |
| 四、研磨再生(リノベーション)—— | 木地に達した傷み・黒ずみ・色替えに。 数十年に一度の深いリセットです。 |
| 症状に応じて、過剰でも過少でもない最も軽い手当てからご提案します。 |
用語のミニ辞典(施設ご担当者様向け)
| 研磨再生(サンディング)とは、 | 床の表面を専用機で薄く削り、木地を出してから再塗装する工法です。 無垢材なら複数回行えます。 |
|---|---|
| 無垢フローリングとは、 | 一枚の木そのものでできた床材です。 厚みの分だけ研磨でき、世代を越えて使えます。 |
| 複合(突板・挽き板)フローリングとは、 | 合板の上に薄い化粧材を貼った床材です。 表層の残り厚みで研磨の可否が決まります。 |
| 寄木(パーケット)とは、 | 小片の木を組んで張った床です。 昭和期の学校・公共施設に多く、良材が使われていることが少なくありません。 |
| リコートとは、 | 塗膜の表面だけを軽く整えて塗り重ねる保全です。木をほとんど減らしません。 |
公共・施設案件への対応
注文書・注文請書による書面契約、法定福利費の内訳を明示した見積書、暴力団排除条項、施工体制台帳等の書類対応まで、公共下請けの作法に沿って進めます。
損害賠償保険に加入しています。稟議・予算要求には、上限数量での一式概算と実測精算条項を組み合わせた見積をお出しできます。
会社について
有限会社田中製材所(Tanaka Sawmill Ltd.)は、1893年(明治26年)創業、大阪府羽曳野市の製材所です。
床リノベ事業部(reflooring.jp)として、オスモカラー正規ディーラー(近畿圏)の施工・販売と、Bona研磨システムによる無垢フローリングの研磨再生を手がけています。
住宅・店舗での研磨再生の実績をもとに、大型施設の床は現況調査から承ります。
所在地:大阪府羽曳野市西浦3-2-25/電話:072-957-0707/
担当:田中由虎
よくあるご質問
| Q.施設の木質床の研磨・再塗装の費用はいくらですか。 | A.工事費用は床の種別・面積・傷みで変わるため、確定見積は現況確認後にお出しします。目安となる概算費用(参考値)は、税込88,000円からの現況調査の報告書に含めてお渡しするので、予算組みや稟議にお使いいただけます。 |
|---|---|
| Q.休館しないと調査できませんか。 | A.現況調査は開館中でも実施できます。静粛が必要な区画は、時間帯を調整して行います。 |
| Q.床が複合(突板)でも、調査する意味はありますか。 | A.あります。残り厚みが分かれば、研磨の可否と回数、張り替え時期の見立てが立ちます。清掃仕様の見直しだけでも、床の寿命は変わります。 |
| Q.ホールの舞台の床も対応できますか。 | A.対応します。ただし舞台床は音響と一体の資産のため、いきなり研磨はご提案しません。現況調査で床の構造と状態を確かめてから、保全の進め方を検討します。 |
| Q.体育館や学校の床も対応できますか。 | A.対応します。学校・体育施設は低臭・短工期の仕様で、夏休みなど休業期間内の工程を組みます。 |
| Q.工事の工期はどのくらいですか。 | A.軽研磨と再塗装(リコート)は休館日の一晩が目安です。木地からの研磨再生は面積と工程によるため、現況調査の報告書で工程表をお示しします。 |
| Q.工事の見積だけ先にもらえますか。 | A.確定見積は現況の確認後になります。概算費用(参考値)は現況調査の報告書に含めてお渡しします。 |
| Q.指定管理者ですが、稟議に使える見積は出せますか。 | A.出せます。上限数量での一式概算に実測精算条項を組み合わせ、法定福利費の内訳を明示した見積書をお出しします。 |
| Q.日常清掃で気をつけることはありますか。 | A.樹脂ワックス・アルカリ性洗剤・メラミンスポンジは木質床を傷めるため使わないでください。清掃事業者様への申し送りを含む「清掃仕様書」の作成を承ります。 |
| Q.対応地域はどこまでですか。 | A.近畿一円です。大阪府外は出張実費を別途申し受ける場合があります。 |
お問い合わせ
お電話(072-957-0707/担当:田中)または、お問い合わせフォームからご連絡ください。
施設名と、木質床のあるおおよその場所(ホワイエ・舞台・展示室など)をお書き添えいただけると、話が早く進みます。
記録に残した仕事は、削る量の少ない順に一覧にしています。
→ これまでの仕事