多くの業者は、床研磨を「汚れを削り落として綺麗にするクリーニング」だと捉えています。私たちの定義は違います。削るのではなく、研ぐ。落とすのは、傷んだ最小限の層だけです。古い塗膜があれば外し、なければ木肌だけを整える。同じ「床研磨」でも、どれだけ落とさずに済ませたかで仕事の質が決まります。
製材所である私たちは知っています。表面の一皮、1ミリに満たない層を研ぎ落とせば、その下には、数十年もの間、誰にも触れられずに守られてきた「無垢の木肌」が眠っていることを。その肌を空気に触れさせ、光を当てた瞬間、部屋の空気すら変わることを。
そして、削った厚みは戻ってきません。だから私たちは、床の厚みを消耗品ではなく、お客さまの資産と考えています。一度に多く削れば早くきれいになりますが、その分だけ次の機会が減る。必要な最小限だけを研ぐのは、次にもう一度研げる状態でお返しするためです。