Philosophy

私たちが、床を削る理由。

冬の朝、素足が感じる冷たさ。
かつて森だった頃の記憶。
今、床は窒息している。
プラスチックの鎧を脱ぎ捨て、
木はもう一度、呼吸を始める。
それは、掃除ではなく、再生である。
Definition

掃除ではない。
外科手術である。

多くのリフォーム業者は、床研磨を「汚れを削り落として綺麗にするクリーニング」だと捉えています。 しかし、私たち田中製材所の定義は違います。 私たちは、劣化したウレタン塗装(プラスチック)の殻を外科手術のように精緻に剥ぎ取り、木が本来持っている「呼吸」を取り戻させる「蘇生(Resurrection)」を行います。

製材所である私たちは知っています。 厚さ数ミリの汚れた皮膚を一枚削ぎ落とせば、その下には、数十年もの間、誰にも触れられずに守られてきた「無垢の木肌」が眠っていることを。 その肌を空気に触れさせ、光を当てた瞬間、部屋の空気すら変わることを。

Our Code

「始末」の倫理

私たちが守る、3つの約束。

01

汚染粉の封印

古い塗膜を削る際に出る粉には、化学物質が含まれています。私たちはこれを「木粉」とは呼びません。専用の赤色バッグで回収し、決して庭や土には還しません。自社工場で固形燃料(ブリケット)化し、高温で熱処理することで、環境への負荷を断ち切ります。

02

純白の採掘

汚染層を取り除いた後に現れる純粋な木の粉(Virgin Powder)。私たちはこれをゴミではなく「資源」として採取します。この純粋な粉は、その後の補修工程で、傷を埋めるための「共肉(ともにく)」として使用されます。

03

脱・プラスチック

再生された床に、二度とウレタンの膜は張りません。使用するのは、100%植物由来の自然塗料のみ。木の導管(呼吸口)を塞がずに守ることで、木は室内の調湿を行い、生きた素材として家と共に歳を重ねていきます。

Result:
床は「劣化」する工業製品から、「熟成(Vintage)」する資産へと変わります。

Vintage, not Old.

田中製材所が再生した床は、完成した瞬間が「0歳」の誕生日。
そこから家族と共に歳を重ね、傷つき、飴色に深まり、
ヴィンテージへと育っていきます。

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